カメラ1台と、自分のパソコンの中だけで動くAI。
「うちの検品、AIでできないかな」を、その日のうちに動くアプリにして持ち帰る1日です。
それを達成した工場の社長が、
そのために使った方法を、そのまま教えます。
その中身は、AIを現場の従業員として雇うやり方です。
※ 社員5名の食品ラベル印刷会社・株式会社ニコーが自社工場で達成した実績です(同社ホームページで公表)。外注分は同社の管理範囲外のため含みません。本プログラム受講者の成果を保証するものではありません。
普通のAIセミナーは「AIとは何か」を聞いて終わります。
この合宿は、座学は30分だけ。
プログラムのコードは、一切渡しません。
渡すのは「コードを書かせるための紙」です。
参加者はプログラミングをしません。1枚のシートの空欄を日本語で埋めて、AIに貼るだけ。
アプリはAIが書きます。だから持ち帰るのは1つのアプリではなく、何個でもアプリを作れる力です。
プログラミングはしません。難しいのは「何を、どう見るか」を決めるところだけです。
※ 社内の試作検証でここまでを確認しています。実物のカメラを繋いだ通し確認はこれからです。
受講者がやるのは、シートの空欄を日本語で埋めることだけ
— 掲載している動画はすべて無音です —
この合宿は「AIを勉強したい」方ではなく、持ち込む課題がある工場のために組んでいます。 次のどれかに心当たりがあれば、1日で景色が変わります。
注意しろ、気をつけろ、で再発し続ける。努力と注意では、ゼロになりません。
数百万円から1千万円超。社員数名の会社にとって、それがどういう金額か。
名人の判断は、名人が辞めた日に消えます。採用も、そう簡単ではありません。
地味な転記作業は、続きません。続かないから、記録が残らない。
図面も、レシピも、取引先の名前も。そもそも外に出せないものがあります。
業者に頼むたびに見積。社内に、作れる人が一人も残らない。
これから並べるのは、資料の中の話ではありません。社員5名の印刷工場で、 現場が毎日その横で仕事をしている仕組みです。合宿では、まずこれを自分の目で見ていただきます。
お客様からのクレームが起点でした
包装機に製品が挟まる。噛み込み、折れ曲がり。絶対にゼロにしなければならない。 ところがピロー包装機には、エラーを検知する仕組みが、そもそも付いていません。
不良は、製造していれば必ず出る。
それでもゼロにしなければならない。
努力や注意では、ゼロになりません。ツールと仕組みでつぶします。
これが、この工場が製造ラインにAIを入れ始めた原点です。 合宿で徹底する「見落としを絶対に出さない」も、ここから来ています。
AIへの指示は、現場の言葉のままでは通じません
シール印刷では、型で抜いたラベルの周りの不要部分(カス)を剥がしながら巻き取ります。 このカスが切れると大事故。絡まったカスの除去で、30分と材料数十メートルが飛びます。 従来は、人間が見ているしかありませんでした。
面白いのは、AIへの指示の仕方です。「カスが切れたら教えて」では通じませんでした。
そして、異常を見つけたらその場で声が出ます。スマートスピーカーも一緒に叫びます。 鳴らして終わりにしない——「どう知らせるか、知らせた後どうするか」まで含めて、検査です。
現場の言葉は、AIには通じません。見えている形と色で言い直す—— この翻訳こそが、現場AIの腕の見せどころです。 合宿で教える「画面のどこを、何として見るのか」は、まさにこの言い換えの技術です。
導入の仕方も独特です。まず「面接」します
インキ壺の状態を、カメラで見張っています。使っているのは1,000円のUSBカメラと、無料のAI。 それだけで、異常を秒単位で言い当てます。
導入の順番が独特です。いきなり作りません。正常な見本と異常な見本を見せて、 「どっちがおかしいか分かる?」と聞くところから始めます。 言うなれば、AIの採用面接です。合宿でも、まったく同じやり方を使います。
1台のPCで、カメラは5台まで見張れます。見張る場所が増えても、判定にかかる費用はほぼ増えません。
合宿の午前と午後は、この構造をそのまま教えています
大きなズレはルール(スクリプト)が見つけ、細かい問題はAIが見る。 この合わせ技で動いています。どちらか一方では足りない、という結論が先にあります。
どちらか一方では足りない、という結論が先にあります。
合宿は午前にルールで作り、最後にわざと壊し、午後にAIへ差し替える—— この構造をそのまま体験する順番で組んであります。
| ルール(プログラム) | AI | |
|---|---|---|
| ミス | 条件がズレなければ、絶対にしない | たまに、する |
| 柔軟性 | ゼロ。決めたことしかできない | 柔軟に判断できる |
| 向いている仕事 | 「絶対」を作る仕事(挟まり検知) | 「判断」する仕事(カス切れ・インキ) |
だから合宿は、午前にルールで作り、最後にわざと壊し、午後にAIへ差し替える—— という順番で組んであります。この差を体で知っている人は、無駄な投資をしません。
「DXは現場が覚える。AIは、AIが覚える」
操作盤の数値を人が読んで、手で転記する。毎日の地味な作業は、続きません。 ここでも、まず聞いたのは一言だけでした——「これ、読める?」
読めた。だから、入力まで任せました。 現場の人間がやることは、スマホで写真を2枚撮って、送るだけ。
DX:現場が覚える。
AI:AIが覚える。
記録が続くようになると、次に「見える」が来ます。ロスが金額で見えた結果、
工場長が自分から現場に聞きに行くようになりました。
聞いたのは、いつも「わかるか」だけ
検査から始まった取り組みは、工程管理・在庫管理にも広がりました。 一言でいえば、この工場には「デジタル工場長」がいます。
やったことは、これまでと同じです。困りごと → 面接 → 作業指示書 → 一緒に育てる。 聞いたのは、全部「わかるか」だけでした。 合宿で持ち帰っていただくのは、この型そのものです。
大手食品メーカーの監査基準をクリアしている工場です
合宿は、この工場の見学から始まります。ただし当日ご覧いただける範囲・撮影の可否は、現在調整中です。 上に掲載したものが、そのまますべて見られるとお約束するものではありません。
AIには2種類あります。ここの区別がついていない方が、実はとても多いです。 この合宿で使うのは、後者です。
ChatGPT などがこれにあたります。入力した内容はインターネットを通って、 よその会社のコンピューターに届きます。そこで考えて、答えが返ってきます。
インターネットに、何も送りません。線を抜いても動きます。 製造の情報が、一歩も外に出ません。(いわゆる「ローカルAI」です)
| 判定にかかるお金 | データの行き先 | 検査を増やす時 | |
|---|---|---|---|
| クラウドのAI | 使うたびに課金、または月額 | 社外に出る | 使うほど高くなる |
| 専用の検査装置 | 1台あたり数百万〜1千万円超 | — | 1つ増やすたびに買う |
| 自分のPCの中だけで動くAI | 電気代だけ | パソコンの中だけ | 何回判定しても同じ |
動かすソフトも、AIそのものも、無料です。
買うのは、パソコンとカメラだけ。
1日に何百回検査しても、判定にかかる費用は1円も増えません。これが「人件費を、電気代に変える」の中身です。
※ ここでいう「電気代だけ」は判定にかかる費用の話です。PC・カメラ・照明の初期費用は別途かかります。
ここが、専用装置やクラウドとの一番大きな違いです。
※ 形を示した概念図です。金額の目盛りはありません。 また「電気代だけ」なのは判定にかかる費用で、PC・カメラ・照明の初期費用は別途かかります。
この種類のAIを知っている人は、AIに詳しい界隈にはいます。 それでも上手に使えている人は、ほとんどいません。理由は、はっきりしています。
みんな、これを「ChatGPTの代わり」にしようとするからです。 そして「やっぱり頭が悪いな」と結論して、やめてしまう。役割がまったく違うことに、気づいていません。
| たとえるなら | 得意なこと | |
|---|---|---|
| クラウドの大きなAI | 東大卒のエリート | 幅広い相談、文章づくり、調べもの |
| 自分のPCの中だけで動くAI | 一つの持ち場を黙々と見続ける職人 | 「これはOKか、NGか」だけを、何万回でも、タダで |
検査に、学歴は要りません。 現場のAIに必要なのは、たった一つの持ち場を、まばたきもせずに見続ける根気です。
AIが分かる人は、現場を知らない。
現場が分かる人は、AIを知らない。
その交差点に立っている人が、ほとんどいません。
だからこの合宿は、AIの講座ではなく「現場の講座」として組んでいます。最初の1時間で工場を見ていただくのは、そのためです。
AIで外観検査をするハンズオン自体は、県の産業技術センターなどが各地で開いています。 ただし中身は、メーカーのツールを操作してみる体験会です。座学講座やオンライン講座もあります。
私たちが調べた限り、次の3つが揃ったものは、ほとんど見当たりませんでした。
大手メーカーがまとめた「製造業のAI導入」の記事を読むと、必ず4つのデメリットが並びます。 書いてあることは、どれも正しい。ただしそれは、大企業を前提にした話です。
| 世の中で言われるデメリット | 町工場のAI活用なら |
|---|---|
| 高額な初期費用がかかる | 買うのはパソコンとカメラだけ。動かすソフトもAIも無料です |
| セキュリティを強化する必要がある | そもそもネットにつなぎません。情報が通る道が無いので、守るものがありません。線を抜いても動きます |
| AI対応人材が不足している | 人を採りません。AIを面接して、AIを雇います。作るのはあなた自身で、プログラミングはしません |
| 導入方針が定まりにくい | 1枚のシートが、そのまま方針です。帰るときには「明日カメラを向ける場所」が1つ決まっています |
出典:リコー「製造業でAIを導入した事例|導入状況やメリット・デメリットを説明」
4つのうち3つは、お金と規模の問題です。
町工場には、町工場のやり方があります。
同じことをやるのに、かかる時間がまるで違います。
大企業が稟議を回している間に、町工場は3つ作れます。
1日でも早く「AI社員の雇い方」を覚えてください。早く雇うほど、育てる時間が長くなります。 1年後に差がつくのは、資金力ではなく、いつ始めたかです。
設備を丸ごと入れ替える話。だから、簡単には試せません。
失敗しても、失うのはカメラ1台分。うまくいかなければ、その1つをやめるだけです。
なお、同じ記事がメリットとして挙げている生産性・品質・労働環境・競争力の4つは、 この合宿で作るものでも同じように取れます。違うのは、規模だけです。
新人にいきなり検査を任せる人はいません。まず面接します。 ここを飛ばすのが、最大の失敗です。
「作ったのに使えなかった」の大半は、
アプリの出来が悪いのではありません。
そもそも、その子には無理な仕事だった——というだけのことです。
面接は、5分で済みます。費用はゼロ。稟議も要りません。
正常な写真と異常な写真を2枚見せて、「どちらが異常か」を理由つきで答えさせる。そして5つを見ます。
照明を足す。もっと寄る。そして、言い方を変える。
そして「任せない」も、立派な結論です。 向いていない仕事を押し付けると、現場が「AIは使えない」と学習してしまいます。それが一番の損失です。
座学は30分だけ。残りは全部、自分の会社の検品を題材に、手を動かします。
AIが実際に検査している現場を、まず自分の目で見ます。「これ、うちでも作れるのか」を体で理解してから座学に入ります。
座学はここだけ。入門講義はしません。「AIに仕事を任せる時、何を踏むか」だけを扱います。 ※この間、AIのダウンロードが裏で進みます。待ち時間を作りません。
AIの本体(4GB前後)のダウンロードを、先に走らせておきます。
Codex / Claude Code / Antigravity など、どれでも構いません。1つ動けば先に進めます。
シートを埋めて、AIに書かせます。ここが本番。 最後にわざと照明を変えて壊し、ルールの限界を体験します。
雇う前に、できるかどうかを見極めます。写真2枚で「この子に任せられるか」を5分で判定する方法。
面接に受かったAIを雇って、判定の頭脳だけを差し替えます。文字を読む、盛り付け漏れを見つける。
手書きの仕様書や機械のパネルを読んで、今使っているExcelの並びで受け取ります。
「明日、自分の現場でカメラを向ける場所」を1つ決めて帰ります。
※ 開始・終了時刻、昼食の扱いは調整中です。調整中
配ったテキストを各自で読む形式ではありません。 詰まったところは、その場で横についてほどきます。 1社に1台ずつ作業台を出すため、定員を6〜8社に絞っています。
※ 写真は、同じ進め方で実施した過去のハンズオン合宿のものです。本プログラムの当日の様子ではありません。
ツールの使い方ではありません。一生使える「考え方」を6つ持ち帰ります。
合宿では、作り始める前に必ず次の問いを言葉にします。これが持ち帰る中身です。
多くの現場は「なんとなく目で見る」で止まっています。この問いに答えられるだけで、検査は設計できます。
正常な写真と異常な写真を2枚見せて、理由つきで答えさせる。当たったか、理由が的外れでないか、何秒かかったか、 3回聞いてブレないか、そして「分かりません」と言えるか。この5つを見ます。
費用はゼロ、稟議も要りません。落ちたら、照明を足す・もっと寄る・言い方を変える。 それでもダメなら「任せない」。それも立派な結論です。
AIに丸投げすると失敗します。合宿では「一度に全部作らせない。1段ずつ動かして、見せさせる」やり方を、 実際に自分の手で体験します。これは検査以外の仕事にも、そのまま使えます。
午前は「ルールだけ」で作り、最後にわざと壊します。午後はAIに差し替えて、越えられなかった壁を越えます。 この差を体で知っている人は、無駄な投資をしません。
作った本人しか分からない仕組みは、その人が辞めた瞬間にゴミになります。 AIに作らせると、これがもっと起きやすくなります。AIは前回の話を覚えていないからです。 そこで合宿では、アプリを作り始める前に必ずこれをやらせます。
これだけで、半年後に別の人が触れます。AIも、前回の続きから始められます。
「あのアプリ、なんでこの数字なんだっけ」が消えます。
※設定を書くファイル名は道具ごとに決まっています——
Claude Code は CLAUDE.md、Codex と Antigravity は AGENTS.md。当日ご案内します。
徹底するのは、たった2つです。
この2つを守るだけで、素人が作った仕組みが「使える検査」に変わります。 逆に、ここを外した仕組みは事故を起こします。
ある経営者と飲んでいたときのことです。「高額な装置を入れようか、どうしようか」と相談されました。 話を聞くと、やりたいことは「置いた品物と、書いてある番号が合っているか」を見ること。
「そんなことでいいなら」と、その場で引き受けて、1日で作って見せました。実際に納めて、今も動いています。
この合宿でやるのは、まさにこれです。高額な装置を買うか、諦めるか、の二択ではありません。 「まず自分で作ってみて、それで足りるか確かめる」という三つ目の道を、持ち帰っていただきます。
当日その場で動くものと、明日から何度でも使える紙。そして、詰まったときに聞ける先。
自社の題材で作った、その場で動くアプリ。デモではなく実物です。
AIを雇う前に、5分で見極めるための紙。次に別のAIを試すときも、そのまま使えます。
検査装置の設計図の元になるテンプレ……と言っても、埋めて貼るだけの、たった一枚の紙です。 次の課題にも、その次にも、何度でも使えます。これが本体です。
使ったWebカメラ・撮影台・LEDライトを、そのまま持ち帰り。翌日から同じ環境で試せます。
持ち帰った後に詰まったら聞ける窓口を、3ヶ月ご用意します。現場に戻ってすぐ着手できる方は稀です。 忙しい時期を挟んでも間に合う長さにしました。
締めの15分で、「明日、自分の現場でカメラを向ける場所」を1つ決めて帰ります。
残りは全部、手を動かします。「勉強した気になって終わる」がありません。
配布物を動かすだけの研修とは逆です。作る力ごと持ち帰ります。
AIを自分のPCの中で動かします。製造情報をクラウドに送りません。
作る前に、できるかどうかを見極める方法を教えます。 これを教えているところは、ほとんどありません。
最初の1時間で、AIが動いている工場を実際に見学します。
共通の課題を解く研修ではありません。自社の課題を持ち込む合宿です。
決める人と作る人が揃っていないと、翌日から動きません。だから2名1組が基本です。
逆に、「AIを勉強したい」という動機だけの方には向きません。持ち込む課題がある会社のための1日です。
2名までご参加いただけます。1名でのご参加も同額です
情報システムのご担当者など、社内で一緒に進める方を増やせます。 作る人が多いほど、持ち帰ったあとが早く回ります
※ 参加費・含まれる内容は、いずれも予定です。確定次第このページで更新します。
| 名称 | 工場を変える 現場AI工作 1day合宿 |
|---|---|
| 開催日 | 2026年11月7日(土)調整中 |
| 時間 | 見学60分+講義30分+実習約4時間+昼食調整中 |
| 会場・見学先 | 株式会社ニコー(東京都・食品ラベル印刷/社員5名)調整中 |
| 定員 | 6〜8社(1社2名まで) 1社に1台ずつ作業台を出すため、これ以上は受けられません |
| 参加費 | 1社 20万円(税別)/2名まで未確定 3人目以降は、1名につき +10万円(税別) |
| 持ち物 | ノートPC(Windows / Mac どちらでも可。事前アンケートで機種を確認します) 自社の、検査したい品物・書類 |
| お申し込み | 募集開始日・お申し込み方法ともに調整中 |
このプログラムは、社内での試作検証を終えた段階です。 シートを埋めた文章だけをAIに渡して、OK/NG判定・警報・記録保存まで備えたアプリが実際に出来上がるところまでは確認しています。
ただし、実物のカメラを繋いだ通し確認はこれからです。 したがって現時点では、精度や処理速度について「必ずこうなります」という数字はお出ししていません。 確認が済み次第、この欄を更新します。
毎日その工場を回している、現役の経営者です。
5名の印刷屋にできたことです。できない理由が、ありません。
募集開始は、現在準備中です。
開催日・会場・お申し込み方法が確定しましたら、このページでご案内します。
先行してご案内をご希望の方は、お問い合わせください。